『戦争論』を読むために2日間ロスした。
これも『ゴーマニズム宣言』を描くために必要なことだ。
しかし、まだ憲法に関する本も読まなければならない。
『大東亜論』の次の展開のためには、頭山満一人に頼れ
ないので、新たな主人公を創るための読書が必要だ。
毎日、コンテとペン入れという制作さえしていればいい
という問題ではない。
インプットが必要で、必ず、本を読まなければ創作は
出来ない。
本来なら、一週間くらいホテルに籠って、本を読みたい
と思うが、そんなことをしたら、作品の制作・アウトプット
が遅れて、締め切りに間に合わない。
秘書みなぼんは時間があれば読書をしていて、つい最近まで、
モーパッサンを読んでいたが、今はトルストイに戻った。
戻ったというのは、「戦争と平和」も「アンナ・カレーニナ」
もすでに読んでいるからだ。
トルストイは読破するつもりらしい。
みなぼんは、全然、外出しない。休みの日でも本ばっかり
読んでいるおうちの子だ。
そこから得た教養を、わしに話してくれるので、良い趣味だ
と褒めているのだが、わし自身は仕事のための読書しか
できないので、大変悔しい。
読みかけの本を盗んで、隠してやりたい。
漫画の才能が枯渇したら、仕事を辞めて、読書のみの生活
をしたいが、枯渇する気配が全くない。
これだけ連載していても、新たな創作意欲を抑えている
状態だから、今後10年間のスケジュールを考えなければ
ならないと思っている。
今日は『おぼっちゃまくん』のペン入れをする。
夜はスタッフと食事会だ。
みなぼんはタクシーで迎えに来て、ワインが飲めると
大喜びしている。